皆さんは野菜をどのように食べていますか?
生のままはもちろん焼く・炒める・ゆでる…など様々な食べ方がありますね。
では干し野菜はどうでしょうか?
実は干し野菜には様々なメリットが(もちろんデメリットも)あることがわかっています。
ここではその干し野菜のメリット・デメリットや作り方についてご紹介します。
目次
干し野菜って?向き不向きはある?
干し野菜とは?
干し野菜とは何らかの方法で乾燥させた野菜の事ですが、例えば大根なら切り干し大根・しいたけなら干ししいたけ…とお店で一般的に売られているものは馴染みもあり、皆さん一度は食べたことがあるのではないでしょうか?
実は干し野菜は大根・しいたけに限らず様々な野菜で、しかも自宅で簡単に作ることができます!
しかし、向き不向きはあります。
それぞれ見ていきましょう。
干し野菜に向いているもの
- きのこ類
- 大根
- 人参
- ピーマンやパプリカ
- ごぼう
- レンコン
- かぼちゃ
- なす
- オクラ
- ねぎ
- パセリ
- しょうが
- にんにく など
干し野菜に向かないもの
- もやし
- きゅうり
- カイワレ大根
- アボカド
- トマト・ミニトマト など
水分の多いもの、脂分の多いもの、細い野菜などはあまり向かないようです。
しかしトマトはどちらも種を抜くことで水分が減り、干しやすくなります。イタリア料理などに使われるドライトマトが出来上がります。
干し野菜のメリット・デメリット
色々な野菜が干し野菜に出来ますが、わざわざ乾燥させるのはなぜでしょうか?
実際に干し野菜にはどんなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。
筆者が作った経験談や感想も交えてお伝えしていきます。
干し野菜のメリット
などメリットとなることはたくさんあります!
筆者はちょっと材料が足りなかった時に、保存しておいた干し野菜が大活躍してくれた経験があります♪
干し野菜のデメリット
などがあげられます。
水溶性ビタミンや色・香りが必要な時には生のまま食べるほうが良いでしょう。
後ほど記載しますが、筆者の場合はお皿で乾燥させた時に完全に乾いておらず、カビが出てしまいました。
干し野菜を作るために必要な道具
干し野菜の特徴についてわかった所で、次に作るために必要な道具について見ていきます。
最近では干し野菜に使う道具としてざるやネットを100均(100円SHOP)で揃えることが出来ますので、とてもリーズナブルに始められますよ♪
竹ざる
基本的に野菜が重ならずに広げられれば問題ないですが、通気性の良いもの、乾きやすい素材のものがいいでしょう。
竹素材の平ざるはまさにうってつけです!
野菜・乾物用ネット
洗濯用平干しネットなどでも出来ますが、乾物用に作られているもののほうが落ちたり虫がついたりすることもなくて良いと思います。
こちらも通気性が良く、天日が全体に当たりやすいものが良いでしょう。
干し野菜の作り方とメリット・デメリット
では実際に作ってみましょう。
1. 野菜を洗う(皮をむく)
野菜を洗った後、キッチンペーパーでよく水気を拭き取っておきます。
水溶性ビタミンが損なわれないよう、手早く洗うとなお良いでしょう。
2. 野菜を使いやすい大きさ(出来るだけ小さめ)に切る
食べやすく調理しやすい大きさであることは言うまでもありませんが、その範囲内で小さめ(薄め)に切ると乾きやすくて良いと思います。
3. 干す・乾燥させる
干し野菜には完全に乾燥させて作るものと半乾燥のものがあります。
完全に乾かすものは時間はかかりますが、日持ちが良くなるメリットがあります。
半乾燥のものはあまり日持ちせず、傷みやすくなるというデメリットはありますが、作る時間は短くて済みます。
ざるやネットに並べて天日に干す場合
綺麗に洗って乾かしたざるやネットに並べて、天気の良い日を選んでベランダなどで出来るだけ天日に干しましょう。
既に記載していますが、乾きがよくなり栄養素(ビタミンDや鉄分)が高まるメリットもあります。
それ以外の干し方・乾かし方
実は天日に干す以外にも作り方はあります。
耐熱性の皿に並べてレンジにかける方法です。
天気の悪い日が続いていたり、湿気の多い梅雨時などは大変助かる方法です。
筆者はこれも作ってみました。天日干しより時間短縮出来て、簡単でした。
しかし、しっかり乾くまでやろうとするあまり、焦げ目が出来てしまいました。
短時間レンジにかけて様子を見てからまたかける…というように、こまめに様子を見ながら繰り返していましたが、乾燥してきたところから焦げ目がついてしまったのです。
焦げないよう弱め設定が良いかもしれません。
もうひとつ自然乾燥という方法もあります。
しかし、完全乾燥には時間がとてもかかってしまい、乾燥しないうちに傷んでしまうことも考えられます。
このような理由もあり、完全乾燥には天日干しをすることが最適と言えると思います。
半乾燥ならレンジや自然乾燥も良いでしょう。
4. 密閉容器で保存
出来上がったら密閉容器に入れて保存します。
ドライ(完全に水分を抜いたもの)であれば常温でも長期保存が可能。
一方セミドライ(水分が残っている半生状態)であれば冷蔵庫にて数日は保存可能。
料理する時には水で戻して使いますが、汁物・鍋料理などの水気の多い料理ならそのまま使っても良さそうですね。
干し野菜にはメリットが多かった!
いかがでしたでしょうか?
簡単に説明してきましたが干し野菜にはメリットがたくさんあることがわかりました。
少し余ってしまった野菜、薬味で少しだけ欲しい野菜、ひと手間かけて保存食ともいわれる干し野菜にしてみてはいかがでしょうか。
メリットを生かし、いつものメニューもまた違った味や歯ごたえにより、新鮮な気持ちでいただくことが出来そうですね。